タイトルのごとく、今月読んで面白かった本を紹介するコーナー第二弾〜。
第一弾はこちら
今月読んで面白かった本:2019年3月版
中間管理録トネガワ
カイジ読んだことある人なら笑えるシーンが多数、中間管理職の辛さをシュールな笑いに変えながら話が進むので、笑いながらも頑張れッ….利根川っ…!!!ってなりました。
終末のワルキューレ 3巻
歴史上の偉人と神々を戦わせたら面白いんじゃね?って中学二年生の男子が一度は思いつきそうな事を、めちゃくちゃレベル高く漫画にしたらこうなったって感じ。
最初この漫画を知ったきっかけがTwitterで作者が一話を無料公開していたからで、今後はさらに出版社とか関係なく面白ければバズって売れる世の中になっていきますね、良きかな。
36度
Kindleのおすすめに出てきたのでジャケ買い。
男女の情事や人間関係における感情の機微を描いた短編集。
平成二十年代以降における男女の情事における湿度とか質感を形にした作品ってどこがハシリなんですかね、思いつく限りだとやはり浅野いにお、音楽だとクリープハイプが出てきたくらいから激増したイメージがあるんですが。
後続のバンドも漫画も上記の上澄みだけをパクった感じのやつらが殆どなんですが、36度の著者のゴトウユキコさんは絵のタッチと女性側の感情の機微の描き方が秀逸で非常に好みの一冊でした。とりあえず全作品買います。
断片的なものの社会学
本屋で普段行かないコーナーをぶらついてたら何と無く目についてジャケ買い。
ブロガーにあるまじき発言なんですけど、この本は良さを説明するのが非常に難しいというか言語化しづらい…。
この本を読んで一番気に入った文章を引用で載せておきます。
しかし、人は、お互いの存在をむき出しにすることが、ほんとうに苦手だ。
私たちは相手の目を見たくないし、自分の目も見られたくない。
私たちは、お互いの目を見ずにすますために、私たちの間に小さな鍋を置いて、そこを
見るのである。鍋が間にあるから、私たちは鍋だけを見ていればよく、お互いの目を見ず
にすんでいる。鍋がなかったら、お互いに目を見るしかなくなってしまうだろう。私たち
はお互いの目を見てしまうと、もう喋ることができなくなって、沈黙するしかない。そし
て怯えや緊張は、沈黙から生まれるのだ。
まとめ
今月はブログの執筆と筋トレを習慣化させるのに夢中で本を読む時間をなかなか確保できなかったのと、ハズレの本が多すぎてかなり少なくなりました。言い訳ですはい。
ブログを毎日書くようにするのも楽しいんですが、読書と料理に時間を割けなくなるのは本末転倒なので来月はそこら辺のバランスもしっかりとっていきたいっすね。