音楽

メンヘラ宗教、V系バンド『R指定』

 

 

ヴィジュアル系バンド、R指定のボーカル「マモ」が投稿し、先月末一部のタイムラインをざわつかせたこのツイート。

 

この呟きに対してファンが「髪の毛おにぎり美味しかったです」「お茶漬けにふりかけて食べます、あとは今後のために保存しときます。ごちそうさまでした」などのコメントをして一般ピーポーの感覚からするとあまりの異常さに炎上しておりました。

 

 

あーまあR指定のマモとマモギャならこれくらいやるでしょうねえ、ていうかまだやってなかったんだ。

 

R指定と指定女子。

R指定のファンのことを「指定女子or男子」と呼ぶそうなんですが、ボーカルマモ推しのファンは「マモギャ」と呼ぶそうで。

このマモギャたちのマモへの盲信具合が半端じゃない。

 

この投稿のリプ欄見てもらえばわかると思うんですけど、マモギャ達のツーショットを撮った事に対するあのちゃんへのヘイトの溜まり具合とマモへの阿鼻叫喚のリプライ。

 

前回の記事「大阪のシーンを牽引してくれ『lical』」で

 

売れているバンドって大なり小なり宗教然としてくるというか、ボーカリストを盲信するファンが一定層いるんですね。

 

 

みたいな事言ったんですけど、

 

すいませんちょっと他のバンドとはレベルが違うっす!!!

 

この異常なまでの狂信者達を狂信者たらしめる理由ってのはどこにあるんでしょうか。

 

メンヘラ宗教「 R指定」

 

元々ヴィジュアル系ってハードロックやヤンキー文化的な所から始まり、それが年を経るごとに様々な文化が入り混じって、サディスティックな歌詞や表現、マイノリティのための音楽、表現手段に様変わりしていったんですね。

 

V系=メンヘラってイメージを持っている人は多いと思うんですが、じゃあ何故V系を聞く人種はメンヘラが多いのかっていう所をしっかり説明出来る人ってあまりいないんじゃないかと。

その曖昧な空気感を明文化したのが『R指定』

 

どストレート、ど直球。誰がどう見ても判るメンヘラによるメンヘラのための楽曲。

彼らほど親切なバンドもいないと思うよ、V系界のバスガイド、旗振り。何も考えなくてもR指定が誘導してくれるほうに進めばメンヘラの気持ちを代弁して救済してくれる楽曲、コンセプトにありつけるんだもん、そりゃ人気でますわ。

 

所謂「退廃的な〜」とか「病的な〜」みたいななんとなーくV系が使いがちな表現を「リストカット」「いじめ」「病んでる」「スーサイド」などの中高生でもわかる言葉に置き換えてポップに落とし込んでるんですね。

 

そのブランディングが功を奏したのか、R指定の客層は殆どが10代の女の子。

この年代の子達の感性の繊細さ、日常で感じる違和感をしっかり把握したうえでの上記の言葉選び。多分この人バンドやってなくても他の仕事で成功してるわ。

 

ジャーナリズム的な歌詞表現

 

上記であげた「病ンデル彼女」や「青春はリストカット」みたいなTHE メンヘラソングがその他メディアでも取り上げられがちなんですが、このバンドの魅力ってジャーナリズム的な歌詞表現にあるのではないのかと。

 

 

マモ氏、Twitterで炎上する事でも有名で「X JAPAN」のギタリスト・hideの名言を侮辱・ディスったとして大炎上(のちにhideの言葉ではないと判明。)したり、まあSNSでの話題に事欠かない人なんですが、そんな事件があった後にこの曲(笑)

 

所謂世間一般の人達があまり触れたくなかったり、目をそらすような痛い部分に容赦なく食い込んで、

マモギャ達からすれば

「さすがマモ!おれたちにできない事を平然とやってのけるッ
 そこにシビれる!あこがれるゥ!」

ってな感じですな。

 

「病ンデル彼女」では歌詞の一番最後に「生きろ」

「規制虫」では「振り返んな過去も傷もクズも」

 

曲名だけ見れば暴力的な表現や、厨二と嘲笑されるようなものにうつるかもしれないんだけど、歌詞の最後には一筋の光明は必ず残していて、指定女子と呼ばれる10代の子達は彼の言葉に救いを求めてライブハウスに集うのでしょう。

 

R指定は言葉を持つ事ができない精神的弱者の代弁者なのかなと。

 

全員が全員日向を意気揚々と歩けるわけじゃない、日陰者を救うR指定のようなダークヒーローがいたっていいでしょう。

 

今日はこのへんで、それでは。